小枝を燃やしてiPhoneを充電!BioLite CampStove哀愁レビュー

昨年の夏に買った、アウトドア用のガジェットの真打ちとも言える、BioLite CampStove。
そこらで拾った小枝やらをくべれば、調理や暖を取りながらiPhone等が充電できるという夢のようなガジェットだ。

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昨年にキャンプで1回使ったきり、部屋に転がっていたのだが、
ふとレビューでも残しておこうかと思い立った次第。

さて、簡単にこの「魔法のような(アップルの宣伝文句みたい)」ストーブの使い方を解説すると、
拾い集めた小枝などをストーブに詰めて、着火剤を入れて火をつけるだけ。
後は内蔵されたファンがバッテリーで動き、ふいごの役割を果たして火はガンガン燃え、湯は沸き、
USB端子からは電力が供給され、iPhoneも充電出来てしまう!という仕組みなのだ。

だが、実際の運用はそんなに一筋縄で行かないのである。
「拾い集めた小枝を燃やす」と書くと、さもお手軽なように思えるが、
小枝集めというのが案外面倒くさいものなのである。
訪れたキャンプ場は、焚き火、直火OKという珍しいキャンプ場で、森の中にある。

しかし、「お手軽な小枝」というのが自然界にはなかなか存在しないというのを、思い知らされた。
このストーブに最適なサイズの枝は、例えるなら割り箸を横半分に折ったくらいの枝。
自然界の枝でこのサイズ、そして程よく枯れた枝というのがなかなか見つからない。
食事のたびにウロウロとテント周りを徘徊し、小枝を拾い集める。
5日間ほど滞在していたので、最後にはテント近くの小枝が枯渇し、夜の森に分け入る始末。

夜の森はおそろしい・・

夜の森はおそろしい・・

そしてこのストーブ、前述したようにファンが効率的で、どんどん木材が燃えていく・・。
もちろん長所でもあるのだが、反面木材の消費量がかなりの勢いなのだ。
火力が強いため、お湯を沸かしたりパワーがモノを言う場面では重宝するが、火加減を加味した調理は難しい。

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火力にモノを言わせ、パスタを茹でるの図

キャンプ前のシミュレーションでは、夜、シェラカップでホットワインでも飲みながら、iPhoneを充電して・・などと幻想を抱いていたのだが、
実際は腰を落ち着かせる暇もなく、小枝をくべ、火力の調整に四苦八苦し、酔ったままヘッドライトをつけて夜の森に尽きた小枝を拾いに行くハメとなった。
そして肝心のiPhoneの充電は1時間全力で枝を燃やし続けて、せいぜい10%バッテリーの残量が回復するくらいの充電量である。

とは言え、アウトドアで全く電源のない環境ではそれだけでも充電出来れば御の字かもしれない。

次回は割り箸の山を燃料として持参しようと思ったのであった。(本末転倒!)

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