香港電脳遊戯 3 ~謎のお寺でサルを追う!~

Essay

香港と言えば、映画も有名である。

僕は香港映画、「インファナル・アフェア」の大ファンだ。
警察に潜入したマフィア、マフィアに潜入した警官、両者の葛藤を綴った香港ノワールである。
パッケージの写真にもあしらわれているこの構図、

ポッカリと白い雲が浮いた南国の深い青空にそびえ立つ超高層ビルの屋上でのシーンが実に印象的だった。

今回、この映画の冒頭シーンで出てくる寺院まで足を延ばしてみた。

沙田という、ちょっと郊外にある「萬沸寺」という名の寺院で、中華圏らしい、極彩色のきらびやかなお寺。
しかし、何よりの特徴は境内と参道にある神様の「像」である。

一部のメンバー神様を紹介しよう。

サーセン!


弱気


無礼かましてよかですか?


謝るリーマン


・・・・

こんな神様が100体以上、参道や境内に並んでいる・・・。
アメリカ人と思われる観光客は、「オーマイガー!!」を連発して大興奮。
そんな中、観光客に混じって地元の人と思われる人が、線香を供えるために何人も訪れる。
日本の有名な寺院よりも、地域密着型というか、日常に直結している感じだ。

京都の古寺などもまた趣があって良いが、このお寺からは陽気な神様像、言い過ぎかもしれないが死生観まで浮かび上がってくる気がする。
熱帯の自然の色彩、そして気候にあった哲学が生まれるのかもしれない。

そんな境内を歩いていると、突然野良猿が出現した。

「なに見てんだよ?」

どうやら、境内にあるゴミ箱がお目当てだったらしい。
ちょっと怖かったが、iPhoneでムービーを撮影しながら、そっと後をつけてみた。
迷惑そうにチラチラとこっちを見てくるお猿さんの動画は以下に。


しかし改めて見直すと、本当に猿が迷惑そうにしている・・。ごめんよ。

さて、次回は大か小か、運命のマカオ編。乞うご期待。






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