おのれスギ花粉!今年も命がけの戦いが始まる

Essay
飛散するスギ花粉から逃げる筆者(イメージ)

コンコンコーン、コンコンコーン!(杉を切る音)

全国二千万人の花粉症患者の皆様、こんにちは。
今年もおぞましい季節がやって来てしまった。

重度の花粉症である僕にとって、春は喜びの季節ではない。
陽射しはこんなにも柔らかいのに、木々は瑞々しく芽吹き始めているというのに・・。

「黄色い悪魔」。そう、花粉が僕から春を奪い去ってしまったのだ。

見るからに邪悪!

見るからに邪悪!

さて、花粉症患者にとって花粉の飛散情報、もとい悲惨情報は死活問題なので、各メディアを駆使して情報収集にあたることになる。

皆さんは「環境省花粉観測システム」なるものをご存知だろうか?
国が花粉の飛散情報をリアルタイムに収集し、公表しているのだが、
このシステムにはなんと愛称がついている。

環境省の該当ページを見てみよう。

はなこさん

愛称: はなこさん

まさかの駄洒落!花粉症に苦しむ者としては、憤慨のあまり鼻水を噴かざるをえない。
「そもそも愛称がいるのか!?いるのか?!」と肩を掴んで揺さぶりたい衝動に駆られる。
おそらくこのネーミングをつけようと思いついた人は、花粉症患者ではないと僕は推測する。
今年こそ、彼(もしくは彼女)にスギ花粉の恩寵がありますように・・・。

さて、こんな事に憤慨するほど重度の花粉症患者のこの時期の外出は一苦労だ。
もちろん薬の服用は言うまでもなく、なるべくツルツルした生地の服を来て、メガネ、マスクの完全防備体制。
だいたい音楽を聞いているので、顔面はマスク、イヤホン、メガネの3重レイヤー構成となる。
何も考えず、鼻をかむためにマスクをずらすと、いっしょにイヤホンが吹き飛び、メガネがずりあかる。

僕がPhotoshopなどでレイヤーを用いた作業を頑なに嫌うのは、この辺の体験がトラウマとなっているせいかもしれない。

正直、社会が許してくれるなら、以下の様なコーディネートで外出したいものである。
(半分本気。花粉症はほんと洒落にならない。)

● 月曜日: 陽圧式化学防護服

~春らしく陽光をイメージしたオレンジがベース。まれに見る大雪の影響で、今年はブーツをあわせるのがトレンド。
小さな花粉の侵入も許さない頼もしい一着。

「みんな~」

「みんな~」

● 火曜日: MK5対爆スーツ

~電車での通勤にはこれ。上の防護服と同じく完全気密設計ながら、かっちりした質感を併せ持つフォーマルな一着。
ラフなゴム地の化学防護服に対して、営業シーンにも対応できるのが強み。
満員電車でもケブラー繊維と防弾パネルの堅牢なシェルが快適な通勤を約束する。(周りは痛い)

飛散するスギ花粉から逃げる筆者(イメージ)

飛散するスギ花粉から逃げる筆者(イメージ)

さすがにバカバカしくなってきたので、ここらへんにしておくが、今年はこんな気になるガジェットも出ている。
USB花粉ブロッカー。発売元はもちろん、あのサンコーレアモノショップである。

USB花粉ブロッカー!USBの電力でファンを駆動!

USB花粉ブロッカー!USBの電力でファンを駆動!

これを見て、「おっ?案外ありかも?」と思った人は重度の花粉症だと思う。僕は正直欲しい。

オフィスシーンで堂々とこのようなグッズが使えるようになるまで、非花粉症患者と戦っていこうではないか。
求む、同士!

さて、この記事を書くのにいろいろ調べていたら、防爆スーツがめちゃくちゃ気になってきた。
次回の記事では防爆スーツの秘密を掘り下げていこう。(需要あるのか?)






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