炎上記事を書くときの注意点

Essay
炎上するコスモ石油のタンク

炎上するブログは枚挙に暇がないが、この人柱ブログ、AISAKEB.comにおいてはおそらく物理的な「炎上」リスクの方が高いだろう。

先日の火を使った実験記事を書いている時に、消火周りのガジェットが気になったので、少し調べてみた。

幼少の頃、爆竹とロケット花火を束ねて魔改造している最中に引火、夏の夜に近所を騒然とさせたイタズラ小僧も、最近は安全意識が高まり、火を使う実験をする時は消火器を予め用意するようになった。
(考え方が根本的におかしい)

手頃なスプレー型消火器

なぜかこんな消火器がPC周りにある

さて、国産の製品で目を引いたのはSECOMの「トマホークマッハI・II(消火器)」という消火器。
無駄にシステマティックでカッコいい。

トマホークマッハ

トマホークマッハ

トマホークマッハ2

除細動器っぽい

この製品の特徴で目を引くのは、薬剤の放出を自分でコントロールできる点だ。
旧来の消火器は一度ハンドルを握ったら、中身が無くなるまで全力でぶちまける仕様だが、この消火システムは必要な分だけ放出することが可能だ。
実験中の小火災にも優しい仕様となっている。(もはや言ってることもおかしい)

トマホークマッハ3

続いて、海外に目を向けてみた。
そこで目に留まったのが、2008年にYanko Designというサイトで発表された、消火器のコンセプトモデル。
残念ながらコンセプトモデル止まりで商品化の予定は無いようだが、CO2を詰めた弾丸を発射する消火用ガジェットだ。
照準用のレーザーサイトを搭載し、8発の消火弾を装填できる。

消火銃1

消火銃2

消火銃3

これはいい。
ぜひ商品化して欲しいコンセプトだ。

CO2弾の消火効果は未知数だが、火災に向けて投擲するタイプの消火器は既に商品化されている。

↓ 火災に投げ込むだけで初期消火ができるらしい

主な成分は、第二リン酸アンモニウム・重炭酸アンモニウム。
例えばCO2弾と、この薬剤を詰めた弾を交互の装填して打ち込む事も考えられる。
なかなか実用的なモノが出来そうな予感だ。コンセプトで終わらせるにはもったいない。

最後に、炎上という言葉でふと思いだしたのだが、東日本大震災で大炎上した千葉のコンビナート。

炎上するコスモ石油のタンク

炎上するコスモ石油のLPGタンク

konnbi1

3月11日から21日まで燃え続け、延焼すれば大惨事となったであろう事故だが、事故原因、今後の対策等もマスメディアでは殆ど報じず、完全に無かった事になっている。
コスモ石油のサイトに簡単な検証結果が載っているが、地震時のコンビナートの安全性に不安を抱いてしまった人柱であった。






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