医療現場で活躍するLeap Motion

Essay

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新しいデバイスが出ると、真っ先に反応する人たちがいる。
ドクターである。
医科、歯科に関わらず、彼らはめちゃくちゃ新しい機器が好きだ。
前職で医療従事者と接する機会が多かったが、新しいガジェットを使っているとだいたい食いついてくる。
また不思議とMac好きだ。学会などでは、ずらっとMacBookが並ぶ。
スライドはもちろんKeynoteである。

数年前、初めてiPadが登場して間もない頃、手術室でiPadを使う外科医がニュースで紹介されていた。

このブログでも何度も取り上げているLeap Motion。
非接触系のデバイスという特性が外科医にとっては非常に魅力的なようだ。
iPadはタブレットなので触って操作する以上、滅菌に神経質になる必要がある。
しかし、触らずに操作できるLeap Motionは特に執刀中の外科医にとっては魅力的な操作デバイスとなりうる。

以下の動画は、歯科医がインプラントの埋入手術中にLeap MotionをつかってCT画像を操作している様子である。

上記の動画は海外のものだが、日本の歯科領域でも早速導入しているところがあるようだ。


多くの医療機器は煩雑な(安全性を保つためにはある程度は仕方ないのだろうが・・)手続きもあるし、高価だ。
LeapMotionは1万円ほどの民生機器だが、本当に少額の投資で患者の利益につながる。
術中にマウスやキーボードに触れること無く端末が操作できるという医療従事者の負担軽減、
そして患者への感染リスクの削減ができる。

LeapMotion、Kinect、そして前回の記事で取り上げた視線でPCを操作する機器
僕は単に「新しいモノ好き」という遊びの一貫として触って茶化しているだけなのだが、
世の中にはそれらの機器をしっかり目的を持って使い、世の役に立てている方々がいる。

そんな方々に敬意を表しつつ、今日も新しいガジェットで遊ぶ。






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