マウス、タッチパネル、そして脳波へ。 入力デバイスへのあくなき挑戦

Essay

エレコムレーザーキーボード2

僕は新しい「入力デバイス」に並々ならぬ興味がある。
このブログでも、leapmotionやレーザーキーボードなど、その手の話題を取り上げる事が多い。
とりあえず、新しいデバイスが出たら、自分で試してみたくなるのだ。

この性癖動機は一体何なのか。
新しいものに触りたい、という欲求もあるが、最も大きな理由は「より効率のいい」入力デバイスを求めているからだろう。
正直、楽をしたいのだ。(言っちゃった・・)

機器やソフトウェアを思うがままに操作したい。
これを突き詰めていくと、最終的には脳波での機器操作に行き着くだろう。

脳波でPCを操作する。
この技術はもはやSFではない。既に脳波でPCを操作できるジャイロ付きヘッドセット「neuroheadset」が登場している。(↓開発者のTEDでのデモ)

開発元、emotiv社の公式ページではSDKを含む開発キットが販売されている。
(750$~研究者向け。日本から直接注文できそう。ただし関税等詳細は不明。)

emotiv_R

neuroheadset。もはやマトリックスの世界!

この機器はまだ一般ユーザー向けとはいえないが、数年以内に民生用の脳波で操作するデバイスが間違いなく出てくるだろう。

さて、大本命の脳波入力だが、実際に使えるようになるまではもう少し時間が必要だ。
ここで、現在のUIの現状を見ていこう。

ここ数年でスマホ、タブレットと急速に普及し、マウス・キーボードに並ぶ入力デバイスとなったタッチパネル。
先日、「タッチ・パネル最前線」という本を読んでいてこんな記述が目に止まった。

タッチUIは一定の操作のしやすさを示しているが、ユーザーが時間と共に習熟するタイプのUIでは、ある習熟度を越えると、コントロール・デバイスで操作したほうが容易になっていく。
たとえばカメラのレンズの倍率を変化させる操作や、ブラインドタッチで携帯電話のメールを打つ場合などでは、習熟するにつれて、コントロールデバイスを自身の指の延長のように操作できるようになる。
このように操作の習熟が見込めるものについては、あまりタッチのメリットを発揮できない場合がある。

タッチパネル操作のプロはあまりいない!

タッチパネル操作のプロはあまりいない!

タッチパネルは確かに使いやすい。
だれでも簡単に使えるUIとしては、非常に優秀なものだ。
しかし、キーボード、マウスの代替とはなるものの、上位互換する機器では無いことが示されていた。
確かに、僕も長文を入力するのは、やはりキーボドを使いたくなるし、タッチ操作で細かいイラストなどを書くのは苦痛だ。

マウス+キーボードの組み合わせは「入力効率」という点では現時点ではまだ最高の組み合わだろう。
操作に習熟すると、最も効率よく機器を操作できる。

しかし、一部の分野ではこの組み合わせを超えるデバイスもある。
何回か紹介したが、Goggle Earthにおけるleapmotionの使用感はマウス+キーボードのそれを上回っていると思う。

↓ leapmotionとGoogle Earthによる日本ぶらり旅!

いずれ脳波センサーが入力デバイスの頂点に君臨する時(僕はそうなると思う)に向け、そろそろ脳トレでも始めるのはいかがだろうか。
(脳波での操作もやはり人によって、入力速度が違うのかもしれないぞ!)






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