「口の中に手突っ込んで、青歯ガタガタいわしたろかっ!」

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つくづく、フリック入力は文字入力の革命だったと思う。
ガラケー時代には打つ気にもなれなかったような長文をそれほど苦にすることなく、電車に揺られながら、スラスラ片手で打てるようになったのは素晴らしいことだ。

flick
だが、いくら長文が打てるようになったとはいえ、物理的キーボードの入力の快適さには今一歩及ばない。

外出先で長文(僕の基準での「長文」とは、この記事くらいの長さ)を打つとなると、やはりキーボードがあれば、と思うことが多い。
少し前まで、MacBookAirの11インチを愛用し、「ちょっと重いな」と思いながらも外出時には良く持ち歩いていた。
だが、夏前、MacBookAirにも待望のRetinaモデルが出る!という噂を耳にした僕は、
早計にも、「値崩れする前に売らなくては!」という衝動に突き動かされ、ソフマップに売り払ってしまったのだった。

そして、新モデルの発表日。
MacBookAirはまさかのマイナーチェンジのみ!
こうして僕は外出時のキーボート付きの母艦を失った。

MacBookAirのキーボードは実に秀逸で、普段メインで使っているデスクトップよりも入力しやすいと感じる程の出来であり、喪失感は半端なかった。
まるで翼をもがれた鳥の気分である。

次回モデルこそRatinaになると信じているので(これが外れたらもう泣くしかない)今はノートPC無しで日々耐えている。
手持ちのソリューションはNexus7 2012年モデル、初代iPad、 iPhone4S、
そしてリュウドというメーカーの折りたたみ式Bluetoothキーボード、RBK-3000BTである。

iPhone、iPadのiOS、そしてAndroidという複数のOSに対応し、マルチペアリングに対応したこのキーボードは、
無精な自分でも、複数の機器をいちいちBluetooth登録し直すことな」」」」」」」」」」」」」
デザインDANOOOAAAAAAA

 

ここから、自宅のデスクトップで書いている。
上記の文章は、iPhone4S+ATOK pad+RBK-3000BTという組み合わせで書いていた。
数行前、何が起きたか。

iOS+ATOK pad+Bluetoothの折りたたみキーボードという組み合わせは、ノートパソコンが無い場合の代替としてはなかなかだ。
Evernoteとの同期ができ、そしてiOSのおバカな日本語入力機能とは比べ物にならないATOKの恩恵を受けることができる。

うまく機能すれば、軽いし、最強の組み合わせ!

うまく機能すれば、軽いし、最強の組み合わせ!

ただし、「接続の安定性」に少々難がある。
このBluetoothキーボード、電波の関係か、iOSとの相性かは解らないが、しばしば暴走をする。

先程も文章を入力時、バックスペースが押下された状態で認識が固定され、
唖然とする僕を尻目に、描き上げた文章が数行消えていった。
もう、「あっ!あっ!?」と言いながら画面をタップしたり、キーボードを閉じたり開いたりしてみたが、
数行の文章は跡形もなく消えてしまった。
こわごわキーボードを接続し直し、入力し出したところ、また押したキーが連続して入力される現象が。

僕はすっかり文章を入力する気を失い、キーボードをたたみ、席を立ったのだった。

正直に言おう。この記事を書き始めた時は、
「重いノートPCを持ち歩かなくても、
iPhoneとBluetoothキーボードでノートPC並に文章が書けますよ (キリッ」
という結論にもっていくはずだった。

だが、急遽、Bluetoothへの私恨を述べる場所となってしまった。

前から言いたかったのだが、どうもBluetoothは信用ならない。
無線LANの接続は信用できるが、Bluetooth、こいつはダメだ。
消費電力が少ないとか、ワイヤレスで気軽に接続!なんて甘言を並べて登場してきたが、
過去にも様々な機器でBluetoothの不調を経験した気がする。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
Bluetoothの名前の由来にもケチをつけようと思う。
bluetooth

名称はスウェーデンのエリクソン社の技術者がつけたものである。初めてノルウェーとデンマークを交渉により無血統合したデンマーク王、ハーラル・ブロタン・ゴームソン (Harald Blåtand Gormsen / Haraldr blátǫnn Gormsson) に由来している。Blåtandを英語の音に写したものがBluetoothである。「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められている。
Bluetooth のロゴは、北欧の長枝ルーン文字(イェリング墳墓群の石碑に見られる)でハーラル・ブロタンの頭文字の H と B を組み合わせたものに由来する

(Wikipediaより)

 

日本には、「どうして現場に血が流れるんだ!」ということわざがある。
いや、無いが、エリクソン社にはこの言葉を捧げたいと思っている。

どうして現場に血が流れるんだ!






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