Wargame Red Dragonと萌え萌え大戦争

Essay
川崎重工 OH-1「ニンジャ」

ここのところあるゲームに熱中するあまり、ブログの更新も滞りがちである。
そのゲームは「Wargame Red Dragon」。フランスEugen Systems社のRTS(リアルタイムストラテジー)だ。

大昔、「大戦略」に熱中した時期があった。説明するまでもない国産の名作ゲームである。
それから時は流れ、最新版の大戦略だが・・。

「まるで成長してな(略」

それどころか、大戦略ラインナップの殆どが萌えゲーになっているのだ。(筆者は圧倒的3次元好きなので興味ゼロ)

「・・・。」

ある意味、順調にガラパゴス路線を猛進しているようだ。

さて、大戦略がガラパゴス諸島で独自の進化を遂げている中、片や海外のRTS界にはもの凄いレベルの作品が登場している。

今年の4月に発売されたWargame Red Dragonには十数カ国、1400種類以上のユニットが登場する。
このユニットの一つ一つには細かいパラメーターが設定され、3D空間の中で大激戦を繰り広げる。

川崎重工 OH-1「ニンジャ」

81式短距離地対空誘導弾

これらの膨大なユニット郡の中から、自分好みのものをピックアップし、デッキを編成する。
ゲーム中に使えるのはこのデッキの中に組み込んだユニットだけである。

ユニットのチョイスが勝敗を大きく左右する。

そして、オンライン上では最大で敵味方10人づつ、総勢20人でリアルタイムの戦闘を行うことができる。
これがつまらないはずが無い。
各プレイヤーの意志が複雑に絡み合い、3D空間の中で有機的な戦線が構成されていく様子は見事、の一言である。

また、このゲームの描画エンジンも素晴らしく、衛星から俯瞰したレベルから個々のユニットのアップまでシームレスに視点が操作できる。

衛星からの俯瞰レベルから・・

個々のユニットに寄った視点まで自由自在

燃え盛るナパーム

雰囲気を掴むためのリプレイ動画を以下にアップ。
自由自在に操作できる視点、ユニット書き込みの細かさ、ユニット・武器の挙動などの素晴らしさが伝わるだろうか。

1ユニットたりともモブ扱いのものはなく、ゲーム内の法則によって何らかの影響を敵味方双方に与える。
20人の多人数での会戦ともなれば、最後まで展開が読めない激戦が繰り広げられる。

一勝負、だいたい30分から1時間。
物凄く頭を酷使するゲームだが、面白くて辞められない。文句なく最高級のストラテジーゲームだ。
課金要素は皆無!金に物を言わせて画面をタップするたけのゲー厶にウンザリの人は、ぜひSTEAM等でチェックしてもらいたい。