ネットワークカメラ「Qwatch」で自宅警備に磨きをかける

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【ガジェット係数】
ガジェット係数(がじぇっとけいすう、Gadget’s coefficient)は、家計の消費支出に占めるガジェット代のパーセンテージのこと。

一般にガジェット係数の値が高いほど生活水準は低いとされる。
これは、支出可能な金銭を全てガジェットに費やしてしまうためである。(出典:AISAKEB.com)

我が家の家計を常に圧迫する、絶え間ないガジェットへの物欲。
それなりにリア充な日々を過ごしていたのも今は昔、友達は一人去り、二人去り、気がつけば周りにいるのはガジェットだけ・・。
まさに、21世紀版の怪談である。

「あなたの生活、監視が必要なんじゃないの?」
そう思われたのかどうかは定かでは無いが、アイ・オー・データ機器のネットワークカメラ、「クウォッチ(Qwatch) 10周年記念モデル」TS-WLCAM/Vモニターの話がブログスカウト事務局から舞い込んできた。

ネットワークカメラ!!!

ネットワークカメラ、TS-WLCAM

24時間いつでも監視したい場所を遠隔地から見られる便利なネットワークカメラ。
しかし、ネットワークカメラの設定は、なかなか厄介なものだ。
ルーターの設定をいじり回したり、IPアドレスをどうこう・・と導入の敷居はなかなか高い。

それを解決すべく、アイ・オー・データは、文字通りのブラックボックス「Qwatch TV」を投入した。

フリスクかな?

フリスクかな?

HDMIに刺すやつでした!

テレビに挿すやつでした!

この製品の最大の特徴は「テレビで簡単にネットワークカメラを使える」ことである。
パソコンを介して複雑な設定をする必要が無いのが嬉しい人には嬉しい。

具体的には、

1.ルーターのWPSボタンを押した後、ネットワークカメラ本体のWPSボタンを押す
 → ネットワークカメラ接続完了!

2.TVのHDMI端子にQwatch TVを挿して、ルーターのWPSボタンを押す
 →TV側の設定完了!

この2ステップのみでパソコンから複雑な設定をすること無くネットワークカメラ環境が構築できるのがポイントである。

テレビのHDMI端子に挿すと・・

テレビのHDMI端子に挿すと・・

リビングのテレビがネットワークカメラのモニターに!パソコンなんていらんかったんや!

リビングのテレビがネットワークカメラのモニターに!パソコンなんていらんかったんや!

ちなみにTVのメニューボタンを押すと、メニューが出てきて各種設定も出来る。

テレビのリモコンで操作できる!ふしぎ!

テレビのリモコンで操作できる!ふしぎ!

こんな感じで、商品のコンセントとしては「家事をしながら、寝ている赤ちゃんの様子を見たいお母さん」など、需要はあるものの、機械の設定は苦手といった層に優しい仕様となっているようだ。

さて、AISAKEB.comは人柱として泥水の中を転げまわってナンボがコンセプトのブログである。
「設定、簡単ですね~」で終わるようなブログではない。まだ折り返し地点にすぎない。

ん!?

ん!?

実はこのネットワークカメラ、電源としてモバイルバッテリーも使えるのだ。
同梱物として、モバイルバッテリーから給電するためのUSBケーブルが付いている親切仕様。
ならば、とPanasonicのモバイルバッテリー、QE-PL201と接続して「動いてる、動いてる!」とはしゃいでいるうちに、ふと背面を見てみると気になる穴があるではないか。

ん?この後ろの穴、アレしてアレすればアレになるんじゃない?

ん?この後ろの穴、アレしてアレすればアレになるんじゃない?

というわけで・・

!?

!?

そう、背後の穴が通常の三脚のネジと共通の仕様だったのだ!
そして完成したのがこれ。

「自宅警備タワー」

「自宅警備タワー」

モバイルバッテリーから給電できるため、コンセントに縛られずどこにでも設置することができる。
もちろんスマホで使うような小型の三脚に設置することもできる。ちなみにPanasonicのモバイルバッテリーQE-QL201-Wを使用して約9時間の使用が可能。
自宅警備員も納得のプロ仕様である。

「自宅警備タワー・改」。高画質静止画も撮れるプロ仕様。

「自宅警備タワー・改」。高画質静止画も撮れるプロ仕様。

お勧めの監視先は意外なあいつ。プリンターである。
年賀状、そして仕事で使う長文のドキュメント。
プリンターは大量に印刷する時に限って、そばに付いていないと仕事をサボりだす。
「もう印刷終わった頃かな~」と思ってプリンタを見に行くと、点滅するエラーランプやくしゃくしゃに詰まった紙を見た時の哀しさ・・。

最近はプリンターも無線LAN対応でPCとは別の部屋に置くことも多くなった。
大量印刷時こそネットワークカメラで見張ろう。

サボるなよ!

プリンター「ブラック家庭かよ!」

さて、自宅警備員も時に宅外派遣されることがある。
そんな時には外出先のPCやスマホから自宅の警備を継続することももちろんできる。

ペットの様子を見守ることもできるし、動きを検知する機能があるので、子供の帰宅時にメールで知らせるなど便利な使い方も出来る。
ちなみに筆者のペットはエビ(!)なのであまり動きがなくて面白くない。

外出先からペットのスカーレットシュリンプ(エビ)をスマホで見守る。筆者の悲哀がにじみ出る一枚。

外出先からペットのスカーレットシュリンプ(エビ)をスマホで見守る。筆者の哀愁がにじみ出る一枚。

ちなみに動画の解像度は、SXVGA(1280×960)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)から選択できる。
ただしFPSの上限が解像度によって異なり、SXVGAでは10FPSだが、VGAでは30FPSと滑らかな動画となる。
エビには無縁だが、ペットの動きのヌルヌル感(?)を堪能したい場合はVGAを選択するのが良さそうだ。

さて、もう一つの実験としてスマホのテザリング機能やモバイルルーターと組み合わせて車載を目論んだ。

この3点で「移動ネットワークカメラ」が作れる筈なんだ!

この3点で「移動ネットワークカメラ」が作れる筈なんだ!

しかし、ネットワークやIPアドレスの設定が上手く行かず、手持ちのXperiaZ1とWiMAXのMobile Cubeとは残念ながら接続できなかった。
ただネットではモバイルルータを用いて接続したという声もあるので、機器や設定によっては出来そうである。もう少し試行錯誤してみたい。

さて、ネットワークカメラQwatch、TS-WLCAM/Vの機能を紹介してきたが、驚くべきはその価格である。
カメラ本体と、フリスクTVに挿すQwatch TVがセットで8900円なのだ。

自宅の警備をさらに強化したい自宅警備員、そして外出ばかりのリア充の方。
どちらにもお勧めのガジェットである。







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