Xperia Z5が逝ってしまった。
先日、活字中毒、かつスマホ依存症の自分はいつものように生まれたままの姿にスマホを握りしめて風呂へと向かった。
Xperia Z5はIPX5/8、「 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」「継続的に水没しても内部に浸水することがない」という防水スマホだ。
”人柱”慣れしていない素人なら、そのまま湯船にスマホとともにロケットダイブ等の愚行を犯すのも止む得ないが、こちらは訓練された人柱である。
メーカーが大丈夫と言おうと、そんな無謀なことはしない。
風呂の蓋の上にそっとXperiaを安置し、おとなしく電子書籍の閲覧を始める。
もちろん手にも細心の注意を払い、シャンプーや石鹸など界面活性剤のついていない清い手で画面をタップする。
急所のシムトレイやmicroSD挿入口は、ゴムパッキンの劣化や異物が挟まるのを恐れ、購入以来2回くらいしか開閉していない。
さて、よく訓練された人柱は清く正しくお風呂でスマホを使い終え、バスタオルで丁寧に外側の水滴を拭い、ティッシュでイヤホンジャックとキャップレスUSB端子をフキフキし、湯上がりまったりタイムを楽しんでいた。
すると・・・・
レンズ結露してる!!!
実はIPX5/8規格のスマホでこの状態になったのは3回め。
1回目はXperia Z1、2回目は落としてディスプレイ割った後、新品交換されたXperia Z1の違う個体、そして今回のXperia Z5である。
前回の2回は決死の救助活動(乾燥剤と共にジップロックにぶち込む自然乾燥)で後遺症もなく復活を遂げていたのだが、今回はダメだった・・。
そのまま画面がブラックアウトし、同時にバイブが止まらないブルブル病を発症。
電源ボタンと音量ボタン同時長押しのリセット方法や、シムトレイ横にあるリセットボタンを押してもバイブの震えは止まらず。
こうなってしまったら、バッテリーが取り外せない最近のスマホでは万事休すだ。
結局、Xperiaくんは一晩中震え続け、明け方近く、バッテリー切れのため眠るように息を引き取ったのである。
auショップに持ち込んだところ、Xperia Z5はそのままドナドナされていった。
まあ、正直なところ、わかってはいた。
こんな精密機器をお風呂で使うことがそもそも無謀なのだ。
無事修理から戻ってきたら、ちゃんと袋に入れて使おうと思う。
生は危険である。