レーザー光線で、劣化したレコードを再生

 今日の東京は桜が満開。
花見酒と洒落込みたいところだが、花粉症の僕にとってはあまりにもハードルが高い。
今宵、桜が咲き誇る中、みんな楽しくお酒を飲んでいるのだろう。うーん、羨ましい・・・。

頭に来たので、
ベッドに横たわり、ガラス越しの桜に手を延ばし、ふっと手の力を抜いてベッドに落とすという一人遊びに興じる。
イメージは病院の無菌室に横たわる、余命幾ばくもない患者である。

木の芽時の一人遊び、危うい感じがしていいものだ。
まあ、花粉症も「不治の病」だし、このくらい心病むのも当たり前。
厚生労働省は、より一層スギ花粉対策に邁進して頂きたい。

 花粉を避け、今日は車で移動してたのだが、
フロンティアーズ~明日への挑戦」というラジオ番組で面白い技術を耳にした。

「レーザーターンテーブル」というレーザー光を針の代わりにして、レコードを再生する機械があるのだそうだ。

レーザーターンテーブル

レーザーターンテーブル

僕は80年代産まれなので、カセットテープ以前のメディアは使ったことがない。
レコードは親戚の伯父さんの家で、数回触ったくらいである。

しかし。
レーザーには目がない。
レーザーポインター大好き、レーザマウス大好き、レーザー距離計欲しい、レーザカッター超欲しい!!
それくらいのレーザー好きである。


そんなわけで、家に帰るなり早速ググった。

この機械は日本のエルプというメーカーが受注生産で製造、販売しているそうだ。
元となる技術はアメリカ産まれのようだが、このメーカーが苦労して製造販売までこぎつけたそう。
価格は100万円ぐらいの超高級機器。

レコードは針を押し当てて読み取るという構造から、繰り返しの再生で盤面が削れてしまったりするようだが、
この機械は5本のレーザーを使って、針が接触しない(削られていない)位置のデータを読み取るようだ。

青が針の当たる箇所、赤がレーザーを当てる箇所

青が針の当たる箇所、赤がレーザーを当てる箇所


ホコリに弱いという弱点はあるものの、反り、傷、劣化したレコードの再生には絶大な威力を発揮する。

ラジオで聞いたエピソードでは、1991年、カナダの国立図書館が世界に先駆けこの機器を導入、
日本から赴いた社長と技術者は、大挙して押し寄せたカナダマスコミの前で、
今まで再生することができなかった劣化した「カナダ独立の際の議長のスピーチ」のレコード再生に成功。
館長、マスコミから大喝采を贈られたという。
日経BPネットにもインタビュー記事が載っていた。とても面白い記事なのでオススメだ。

こんなプロジェクトX的な話が、僕は大好きなのである。

 






Comments are closed.