新型Nexus7で一気にブレイク?!置くだけ充電「Qi」の魅力

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QE-TM101

新型Nexus7、日本での発売開始は未だはっきりせず、筆者も腰の落ち着かない連休を送っている。
Googlel公式のNexus7の販売ページでは、「すぐに来る」との煽り文言も登場、おそらく「Coming soon」の直訳だろうが、待ちわびる人々の神経を逆なでしている。

いつ来るんだ!

 

新型のNexus7では、無接点充電方式、通称「置くだけ充電」のQi(チー)に対応したことが実に喜ばしい。
我が家にはPanaspnicのQi対応機器用の充電パッド、「QE-TM101」がある。

QE-TM101

QE-TM101

無接点充電は我が家ではエネループ、モバイルバッテリーの充電、そしてiPhone4Sの充電に大活躍している。

Qiは発売から数年経つにもかかわらず、不思議と対応機器がすくないが、日々使うインフラ系のガジェットとしては非常に優秀だ。
仕事から帰ってきて、寝る前、クタクタにつかれている時のモバイルバッテリーやスマホの充電。
単にケーブルを繋げばいいのだが、このひと挿しがもの凄く煩わしいのは何故だろう?
最後まで温存した体力の最後の一滴を無情にも絞りとる、これが「就寝前電子機器接続の儀」なのだ。

Qiはこの手間を最小限に留めてくれる。
ベットに倒れこむ前、デスクの上の充電パッドに置くだけでガジェットが充電できる。
この有り難さは体験してみないと解らない。

また、寝る前にかぎらず、PC周りのちょっとした充電の時にも威力を発揮する。
僕はロジクールのG700というワイヤレスマウスを使っているのだが、これがとんでもない電池喰らいだ。
高パフォーマンスモードで使用すると、1~2日で単三エネループを1本使い切ってしまう。

これを充電する際、いままではエネループ充電のためにコンセントに充電器を差し込み、
(これまたガジェット好きの宿命として、差し口の絶対数が足りない。
他の機器のプラグを抜いて充電しようとして、使用中の抜いてはいけないコンセントを抜き、
床をゴロゴロしたことも一度や二度ではない)
電池一本の充電のために結構な手間がかかっていた。

Qiにはエネループ単3、もしくは単4を2本充電することができる「QE-CV201」という充電ケースがある。

QE-CV201

これを使うと、コンセントの抜き差しをすることなくエネループの充電をすることができ、非常に楽だ。
また、モバイルバッテリーも「QE-PL201」というQi対応のものを使っていて(今は後継モデルが出ているはず)、これも置くだけで充電できる。
もちろんQiを使わず、従来通りAC電源、USBからの充電も可能だ。

QE-PL201

QE-PL201

惜しむらくはiPhoneがそのままではQiに対応していないことだ。そのため、専用の充電ケースを使うこととなる。
僕はMaxellの「WP-SL10A」というケースを使っている。
お世辞にもデザインがいいとは言えないが、そもそも外出時はiPhoneをむき出しのまま使っているので、充電用と割り切っている。

Qiの充電パッドとQi対応のケースの組み合わせが威力を発揮するのは、PC作業をしながらiPhoneを充電している時だ。
Qiを導入するまでは、iPhoneをコンポ一体型のドックにさしていたが、使うたびにドックに抜き差しするのも少々煩わしかった。
Qi+充電ケースの組み合わせならば、コードを着脱することなくiPhoneをパッドに置くだけで充電ができる。(こんな感じ↓)

突然の着信があってもそのままパッドから持ち上げればいいだけだし、ちょっと席を離れるときもケースごとiPhoneを持ち歩けばいい。
PCでデスクワークをしている際、ケーブルの取り回しや充電に苦労していた人には、有力な手段となるだろう。

そういえば、1年くらい前に羽田空港の待合室のテーブルにQiを埋め込み、自由に使ってもらうという実証実験をやっていたようだが、
残念ながらそれ以外の場所でQiの充電器を目にすることは少ない。
いろいろな機器が標準でこのQiに対応し、例えばスタバのテーブルにQiが埋め込まれれば、
苦節うん十年、バッテリーをめぐるモバイラーの苦悩は終わりを迎えるだろう。

新Nexus7が売れまくり、その一助となるよう、
「すぐに来る」に耐え、ひたすら発売開始を待つ盆休みである。

 補足記事: 「争え…もっと争え…」”おくだけ充電”をめぐる仁義無き戦い






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