良いロボット、悪いロボット

Essay

Amazonが先日発表した「Amazon Prime Air」
Amazonで注文すると、全自動のクワッドヘリが倉庫から30分くらいで荷物を届けてくれるという仰天サービスである。

良いロボット

お役所による認可が降りれば、2015年に米国内でサービスを開始する計画だという。

GPSで目的地を指定して、クワッドヘリコプターを飛ばすのは技術的にはそれほど難しく無いだろう。
現に、5万円くらい出せば、GPSで誘導できるカメラ付きクワッドヘリコプターを個人で買うこともできる。

AR.Droneで36分のフライトが可能に。AR.Drone 2.0 Power Edition発売!

参考:実際にAr.DroneをGPS誘導で飛ばしている方のブログがあった記事1,記事2

Amazonのクワッドヘリコプターは障害物センサーや十分な飛行ができるバッテリーなどはもちろん搭載してくるだろうから、実用化の妨げとなるのは、悪天候、猛禽、撃ち落として荷物を狙う”賊”くらいだろうか(あり得るぞ)。

ちなみに、こんな感じで飛んでくるらしい。↓

ルンバ然り、ロボットが着々と我々の生活に入り込んでこようとしている。
その先端をひた走るのはやはりアメリカだ。

戦地で無人機やロボット運用のノウハウをもつアメリカ。
軍用ロボットの是非はともかく、蓄積した知識が民生用に降りてきているのは確かだろう。

無人攻撃機プレデター

こんな奴に殺られるのだけは嫌だ・・。悪いロボット「SWORDS」

ルンバでお馴染みのiRobot社も軍用ロボを作っている。

日本のルンバは幸せだ。投げて運用されるiRobot社の偵察ロボ、「FirstLook」

↓ゴミこそ吸わないものの、恐ろしいほど高機能

また、これは現在研究中のアメリカの荷物運び・サポートロボ、「BIGDOG」だ。

荷物運び・サポートロボ、「BigDog」

これも戦場でのサポート用に開発されているものだが、もちろん防災ロボとしての用途も考えられるだろう。

↓ブロックを取り除くBigDog

ロボットが、戦地で人に危害を加えるのではなく、
人々に喜ばれるロボットとして生活に溶け込む。そんな未来を切実に願う。






コメント

  1. […] なぜ浴槽用のルンバが出ないのか?! 良いロボット、悪いロボット […]