家電・エレクトロニクスの祭典、CES2014で登場したAudiのTT2015。
そのコクピットのメーターは、アナログを排し、一枚の液晶となっている。
地図、各種メーター、ドライバーの求める機能を一箇所に集約しているのだ。
ガジェットサイト、「Pocket-lint」が現地で撮影した写真・動画はこちら。
このサイトを見に来るような人なら、思わず椅子を蹴って立ち上がってしまうようなカッコいいシーンが紹介されている。
ちなみに、エアコンの温度調整は吹き出し口のアナログノブ(表示はデジタル)をひねって行うようだ。
日本でもレクサスなど、一部高級車にはこのようなグラスコクピットが搭載されているが、
(参考記事: 新型レクサス ISの可動式リング構造フルグラフィックスメーターを映像で紹介)
ナビ画面を含め、このメインメーターエリアに集約した車は僕の知るかぎりでは初見である。
HUDの優位性と同じく、複数のモニタに情報を分散するよりも一箇所に集約するほうが視線の移動も少なく、安全で効率的だろう。
車におけるもっとも安全かつ、使いやすい情報表示装置はHUD、という持論は変わらないが、
(参考記事: フロントガラスピコピコ状態!最先端、車用HUDナビ)
移行期の技術としてはとても素晴らしいコンセプトだろう。
さて、今や飛行機、電車など各種乗り物のコクピットがグラスコクピットとなりつつあり、信頼性・動作の安定性は高いそうだ。
しかし、日々「人柱」として各種ガジェットをいじくりまわしている僕は、運転中の車のモニターがブルースクリーンになる未来を容易に想像できてしまう・・。
理想
現実
願わくば、安定性だけには細心の注意を払って欲しい。
変なポップアップが出まくったり、走行中に再起動したりするのだけは勘弁だ。