お腹に内臓をプロジェクションマッピング!ARでオペ支援

Essay

最近医療ネタが続く。
「なんだよこのブログ、訳わかんねーよ!ガジェットの話じゃないのかよ!」という声が聞こえて来そうだが、ちょっと待って欲しい。

心躍るガジェットや先端技術のニュースを追ううちに、いつのまにか医療ネタにたどり着く事が多いだけだ。
いかに医療分野が最新技術の導入に貪欲かということでもある。(まあ、予算が潤沢なんだろうね)

腹腔鏡手術という手術があるそうだ。
お腹の中に内視鏡を入れ、開腹しないでモニターを見ながらチョキチョキする手術らしい。
傷が小さいとか、痛みが少ないとかメリットが多い手術だそうだ。


欠点としては、上の写真の用に術者がモニターなどを介して内部の様子を把握するため、
手の動きが直感的ではないことだ。(素人なので、適当なこと言っているかも・・)

そこで、今研究が進んでいるのがAR技術を使ったオペ支援システムらしい。

内視鏡で撮影した内部の映像を直接体表にプロジェクターで映してしまえ!という技術だそうだ。
要は皮膚が透け、内部の様子が手に取る様にわかる状態をARで再現する訳だ。
(参考:千葉大学 大学院工学研究科 メディカルシステムコース 中口研究室

以前から、脳外科分野では使われていた技術だそうだが、頭部は基本的には大きく動かないし、手術中の変形もない。
しかし、腹部は呼吸、内臓の移動、様々な要因でリアルタイムに外形も変化するため、非常に困難だったらしい。

だが、最近ではLeapmotionやKinectに代表されるように、赤外線センサー等でリアルタイムの感知が出来るようになってきた。
その感知した情報に合わせ、映像を最近の高性能なGPUを使えば、
例えばお腹の変形にあわせてリアルタイムで歪みを補正し、投影することができる。

“Mixed Reality Surgery” (神戸大学医学部 杉本真樹博士)

まさに技術の勝利、である。


最近流行りのプロジェクションマッピングのリアルタイム版と考えるとわかりやすいかもしれない。
(ただし、映しだされるのは内臓!)

もちろんまだまだ研究途上の技術で、課題も山積みのようだが、
このような技術で一人でも多くの命が助かり、そしてお医者さんの負担が減るのであれば、それはとても喜ばしいことである。

関連記事: 血管を皮膚にプロジェクションマッピング!お注射が捗るぞ!






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