マイクロソフトが車を作ったら

 ~ エアバッグが作動する時、「本当に作動しても良いですか?」という確認がある。 ~
                            -マイクロソフト・ジョークスより

もはや家電!

もはや家電!

 今乗っている車はエンジンをかける時、スタートボタンを押す。
この10年でWindowsからスタートボタンが無くなり、車にはスタートボタンが付いた。
そのうちPrintScreenキーとかが付くのだろう。

 さて、最近とみに運転する機会が多くなったのだが、いくら注意深く運転していても事故は防げないんだろうな、と感じる。
雨の夜のラインが消えかけた3車線の国道、首都高の超短距離での合流、果ては車庫入れまで、常に危険だらけ。

車を運転していて、事故を起こしてしまう確率はどのくらいなのか?
気になって調べてみたら、名古屋市のHPでこんなデータを見つけた。

「全国の免許保有者数は約8,000万人。自動車を第1当事者とする人身事故は年間約73万5千件(注1)であるので、免許保有者が人身事故を起こす確率は1年間で約0.92%。
一生で50年間車を乗り続けるとすると、人身事故を起こす確率は「約37%」(注2)となります。」
 (注1)警察庁資料(平成19年実績)(注2)1-(1-73万5千件/8,000万人)50=0.37

37%、たしかにそのくらいの確率だろうな、と実感できる数字である。
そして、非常に高いと思う。

 しかし、有難いことにここ1、2年で自動で前車に追従したり、ぶつかる前に完全自動でブレーキをかけてくれるなど、ミリ波レーダー、光学カメラ、などなどセンサーを駆使した安全装置が続々出てきた。

今年のCEATECでも日産の自動運転する車が登場するなど、各社、本格的にしのぎを削りだした感がある。

攻めてきますな、日産!

攻めてきますな、日産!

国産車の中で最も先を行くのはスバルだろう。
アイサイト」という2つのCCDカメラを用いた運転支援システムを既にオプションとして実車搭載可能だ。

SUBARUのアイサイトカメラ

SUBARUのアイサイトカメラ

この流れに火を着けたのは、まったくの分野違いの企業、Googleだった。
ミリ波レーダー、光学カメラは当然で、屋根にはLIDAR(ライダー。電波をレーザーに置き換えたレーダ)をつけたGoogleカー。
(64本のレーザーで360度を走査するらしい)
障害物を軽々避け、道路にそって勝手に走っていく様子はまさにSFの世界そのものだった。

ザ・未来

 車のオートパイロット化はもっとずっと先の事だと思っていたが、現実の事として議論しなくてはいけない時代が早くも来てしまった。

車間距離をとって自動で前車について行ったり、衝突が避けられない時、自動でブレーキを掛けてくれる機能に対しては、僕も含め、予算が許せばオプションとして喜んで装着するだろう。
でも、Googleマップで目的地を設定したら自動で車がそこまで安全に連れて行ってくれるとなると、
一気に抵抗感が吹き出すのではないだろうか。
「運転する楽しみを奪うな!」「機械に安全を任せられるか!」「寄り道が面倒くさい!」とメカ好き、新しもの好きでも反論しだす気がする。

 私見だが、「37%」という数字が大幅に下がるなら、車の運転は自動化すべきだと思う。
車は我々の最も身近なガジェットの一つだけれど、ほぼ唯一の人を意図せずに殺める可能性のあるガジェットだ。
利便性、操作する楽しみよりも、安全性を優先して考えなくてはいけないと思うのだ。

スポーツ、レジャーとしてのドライブとインフラを担うドライブとは別に考えるべき時代が来たと思う。






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