ついにこの日が来てしまった。
今までは僥倖に恵まれ、数々の落下(10回はコンクリに落とした)でもガラス面にダメージを受けることがなかった僕のiPhone4S。
別れの日は突然訪れた。それは奇しくもクリスマスの日だった。12/25日、黒いクリスマス・・。
昨日もいつものように(!)地面にiPhoneを落下させてしまい、カシャッと乾いた地味な音が響いた。
「iPhone4Sちゃん、見かけによらずなかなかタフなんだよなぁ」と思いつつ掴み上げた瞬間、左手の親指に鋭い痛みが走った。
驚いてiPhoneを見てみるとディスプレイに蜘蛛の巣が走り、長らく苦楽を共にしてきたiPhone4Sは変わり果てた姿となってしまっていた。
以前の記事でも書いたが、「中二病の気」があるので、もちろんiPhone4Sは剥き出し。
カバーもフィルムも無しで使っていたのだ。
さて、ここで表題の件に話は飛ぶ。
以前、Engadgetか何かで見た「落下中にスマホの姿勢を制御し、ディスプレイの損傷を防ぐ技術」
バリバリになったiPhone4Sを傍らに検索してみると、ソース元の記事が出てきた。
Appleが特許出願しただけで、実現はしていないが、バイブレーション機能を使って、
落下するスマホの向きを変えるというなかなか斬新なアイディアだ。
ディスプレイが地面に当たらないように、フレーム部分を地面にインパクトさせるのが特徴。
素人目にも素敵な技術だが、実用化の噂は全く聞かない。
気になったので、さらに調べてみた。
携帯のバイブレーション機能には小さいモーターが活躍している。
しかし、この特許を活かすには・・
どれだけ会いたいんだ!と言いたくなるほど”震える”設計にしないと難しそうだ。
他にも、スマホを落下から守るために圧縮空気の噴射、エアバック方式など様々な研究がされているようだが、まだこれといった技術は誕生してはいない。
(誤作動で空気が吹き出たり、エアバックが開くスマホというのもなかなかシュール。)
僕のiPhone4s、そして散っていった無数の端末のためにも、エンジニアの方々には頑張って頂きたいものだ。
最後に「iPhoneの画面が割れた」とSiriに相談してみた。
だが。
今、僕の隣で寝ているのはAndroidの最新機種、Xperiaだ。(薄情すぎる・・)
一体何があったのか?!
ことの顛末は次回の記事にて。待て、次回!