「ゴッドファーザー」「ミュンヘン」など、映画に登場するマフィアのボスはやたらと庭で野菜を作る。
人の命を奪うその手で、植物を慈しむ。物語に深みを出す小憎い演出である。
だが、最先端のテクノロジーは一瞬でそんな様式美をぶち壊す。
現在、Kickstarterで出資募集中の箱庭系ガジェット、Niwa。
各種センサーや照明、ヒーター、ファン等のギミック満載のオシャレな水耕栽培キットである。
機能紹介で「Goodbye messy soil.(汚い土よさようなら)」と謳っているように、リビングなど室内に置くことを想定した造りだ。
本体には、栽培用のライト、灌漑システム、排気システム、ヒーター、Wifi機能などが搭載されている。
栽培する植物をスマホで選択すれば、その植物にあった環境をNiwaが保ってくれる。
また、成長過程を写真で記録しておけば、後からアプリ内で育っていく様子を見てニヤニヤできたりもする。
栽培できる植物は、トマト、唐辛子、カリフラワー、レタス、キャベツ、バジル、ミント、カモミール、コリアンダー、イチゴなど多種多様だ。
ちなみにNiwaの本体サイズは、スタンダードとミニの2種類となっている。
詳細なスペックシートは以下のとおり。
現在のキックスターターでの投資金額は、ミニで$249+送料~となっている。
(送料の詳細は不明。大きな製品なので国外への送料は高くなりそう。)
さらば家庭菜園。これからは家庭野菜工場の時代が来るかもしれない。