Farming Simulator2013でコンバインに乗る

Essay
「Grimme TECTRON415ジャガイモ収穫機」

PCでゲームをするようになって、かれこれ20年が過ぎたが、Steam様には本当に感謝している。

マイナーな洋ゲーを始め、世界中のゲームがワンクリックでしかも安価に買えるとは、なんと素敵な時代になったのだろうか。
中学生の頃、お小遣いを握りしめて秋葉原の雑居ビルに洋ゲーを買いに行っていたのが懐かしい。

さて、今回も衝動的にポチってしまった「Farming Simulator2013」。
名前だけ聞くと「農場経営ゲームかな?」と思うだろう。

もちろん経営ゲームとしても遊べるのだが、経営要素はあくまでオマケ。
実在の、数々の農業機器に乗り込んで操縦できるのがこのシミュレーターの売りなのである。

乗り込める農業マッスィーンの一部!

乗り込める農業マッスィーンの一部!

さっそくチュートリアルを始めると「種をまこう!」とのミッション。
日本式の牧歌的な種まきを想像していたのだが・・・。

種まきマッスィーン!

想像とは違う種まきのかたち・・

「ああーこりゃTPPとか批准したらアレだよなぁ・・」と思いつつあっという間に種まきが完了。機械化農業恐るべし。

続いて「収穫しよう!」のミッション。
日本人的感覚で「手摘み」とか「もぎたて」とかの言葉が脳裏をよぎるが、そんな情緒は微塵もない。
もちろんコンバイン様の登場である。

U・S・A!U・S・A!

U・S・A!U・S・A!

刈り取った作物は、横付けしたトレーラに無造作に流し込むのである。

「日本よ、これが農業だ!」

「日本よ、これが農業だ!」

収穫作業も瞬く間に終了、「圧倒的じゃないか、我が農法は!」とつぶやきながら次のチュートリアル、ジャガイモの収穫にうつる。

「お芋掘り」
こう聞くと、幼稚園や小学校でショベル片手にお芋を掘ったことを、懐かしく思い出すのではないだろうか。

しかし、あちらの「お芋掘り」はこれで掘る。

「Grimme TECTRON415ジャガイモ収穫機」

「Grimme TECTRON415ジャガイモ収穫機」

芋掘り形態に移行。コンベアーと掘削部分が展開される。

芋掘り形態に移行。コンベアーと掘削部分が展開される。

もはや、文化が違うのである。

黄色の点滅警告灯を光らせながらジャガイモを掘り進む。ここではお芋はさながら工業製品なのだ!

黄色の点滅警告灯を光らせながらジャガイモを掘り進む。ここではお芋は工業製品なのだ!

さて、このソフトはシミュレーターなので、もちろんコクピットビューもある。
視点はマウスで自在に動かせて、移動はWASDキーで行う。ちなみにライトや警告灯の点灯、各種アタッチメント機器の脱着や起動なども全てマニュアル操作できる。

「コクピット」からお芋畑を望む

「コクピット」からお芋畑を望む

普段全く縁の無い、超高額な大型農機を自在に操作できるのは実に面白い。
参考までに、エクストリームお芋掘りの動画を以下にアップした。

収穫の秋。
今年はシミュレーターでお芋掘りしてみてはどうだろうか。






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