「着信アリ」・・着信ランプクロニクル

Essay
au iida LIGHT POOL ジョブズが見たら卒倒するレベル。

2007年。
初代iPhoneが登場したばかりのころ、着信ランプが無いことに戸惑った人は多かった。
噂レベルの話だが、ジョブズがピカピカと目障りなLEDをあえて組み込まなかったとも言われている。

「着信ランプが無い?!」当時はめちゃくちゃ叩かれたものである

「着信ランプが無い?!」当時はめちゃくちゃ叩かれた

当時、日本はガラケー最盛期。
着信LEDは当然のものとして標準装備。さらに各メーカーがデザインのアピールポイントとして様々な趣向を凝らしていた。

例えば、僕が最後に使っていたガラケー、auのG9は着信LEDが間接照明になっていた。

G9

au iidaG9、今見てもカッコいい!

G9_2

着信LEDを覆うようにバーがある

g9_1

オシャンティーに光る間接照明

そしてガラケー末期には、着信ランプはもはや行き着くところまで行き着く。

au iida LIGHT POOL ジョブズが見たら卒倒するレベル。

au iida LIGHT POOL
ジョブズが見たら卒倒するレベル。

当時、僕は頑なに着信ランプを付けないiPhoneを半笑いで見ていた。
「便利なのに、ジョブズ、意地張っちゃって」と。

当時の着信ランプの役割は単純明快。
電話の着信、メールの着信、そして充電状況の表示である。

だが、2013年。状況は一変している。

ポップアップノーティフィケーション

通知だらけの2013年。

SNS、各種アプリから頻繁に入ってくる様々な通知。着信LEDの意味はもはや無くなった。
むしろ、ちょっとした通知の度に光られる方が迷惑である。
実際、ガラケーからiPhoneに機種変した後、着信LEDが無いことで困ることは殆ど無かった。
(それだけケータイの画面を頻繁に見るようになった=依存度が高まったのかもしれない・・)

ジョブズはこの状況を既に予見していたのだろうか。
そうだとすれば、やはり彼は常人に無いセンスと先見の明を持っていたに違いない。






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