今日行ってきたネットギアジャパンの発表会で、もう一つ面白い新製品があったので紹介。
ネットワークカメラ、「Arlo」
パッと見、普通のネットワークカメラなのだが、この製品には大きな特徴がある。
完全ワイヤレスをうたうこの製品、単3電池2本で駆動するのだが、そのバッテリーの寿命は、なんと6ヶ月!
動体検知機能と、立ち上がりが速いチップを用いる等の工夫で、普通のネットワークカメラ用途の場合、驚きの電池寿命を誇る。
また防水で屋外への設置も可能である。
ちなみに、このカメラはアメリカ軍が実戦で偵察に使用していたテクノロジーを民生用に転用したものとなっている。
以前、「良いロボット、悪いロボット」という記事でも書いたが、現代の戦場はロボットやカメラが投擲される場所である。
そんな偵察用途に開発された経緯もあり、暗闇でも監視可能な赤外線照射機能も備えている。
画質はHDで、閲覧はクラウドを介してPC、iOS、Android、Kindleのアプリから見ることが出来る。
惜しむらくは専用の母機が必要になること。
ゆくゆくはルーターとの統合を、との事だったが現時点で販売されるパッケージは母機+子機(カメラ)2台の構成となっている。
アメリカでは価格300$代で販売予定。日本でも来年発売予定とのことだ。
完全ワイヤレスかつ長寿命のバッテリー、そして暗視機能が付いているので特に屋外に設置するネットワークカメラとして重宝しそうだ。
ただし母機との通信距離は通常のWi-Fi機器と同程度とのことなので、極端に遠くはなれた場所に子機を設置するという用途には使えない。
以下は公式サイトの動画。
ワイヤレスゆえの設置の簡単さが印象深い。
また、本体下部には三脚等に固定する穴も備えている。